(翻訳)レポート&ダッシュボードの力を活用してDataCloudの可視化を実現
Data Cloud レポートと Data Cloud ダッシュボードは、 Data Cloudの設定と 日常的なプロセスを より 詳細に可視化できることを ご存知でしたか? Data Cloud レポートを 使用すると、 以下のことが 可能になります :
- 異常やエラーを、 簡単に検知し、 事前に察知
- 主要な指標を 分析
- パターンを 分析し、 今後のユースケースを計画
- その他 にも様々な 機能が満載!
さらに、 データクラウド ダッシュボードでは、 すべてのレポートを 1 ページにまとめることで包括的な ビューを 提供します
訳:AI and Analytics Specialist, Salesforce Japan, 小見 一平
Data Cloud レポートとダッシュボード概要
このブログ記事では、Data Cloudレポートとダッシュボードを効果的に活用して、即座に対応が必要な項目を特定し、完了した実行時間と今後の実行時間を監視し、今後のユースケースを計画する方法について説明します。作成できる有益なレポートの一覧を提供し、それらの作成手順を説明します。始める前に、Data Cloudレポートとダッシュボードの連携について確認しておきましょう。
DataCloudレポート – 単一または複数の関連データモデルオブジェクト(DMO)に関する標準レポートを作成したり、計算インサイトを作成して、ビジネス上の注力分野を特定することができます。 あるいは、DMOに関するカスタムレポートタイプを作成して、Data Cloudから最も関連性の高いフィールドやレコードに関する情報を取得することも可能です。 レポート内のレコードをグループ化、フィルタリング、要約し、ほぼリアルタイムで情報を取得して、他のユーザーと共有することができます。
Data Cloud ダッシュボード – ダッシュボードを作成して、すべてのレポートを1か所でグループ化および整理することができます。
Note: 更なる情報については以下のブログを参照ください Introducing reports and dashboards for Data Cloud.
Data Cloudの可視性レポートとダッシュボードの作成
Data Cloudの可視性レポートとダッシュボードについては、ダッシュボードを3つのセクションに整理しました。
- すぐにアクションが必要な項目
- 本日の予定、本日および昨日に完了したもの
- 概要
下記のスクリーンショットは、ダッシュボードのイメージです。
すぐにアクションが必要な項目
このセクションに該当するアイテムは、すぐに確認、検証、または更新が必要なアイテムです。これらの一部は、トラブルシューティングが必要になる場合があります。以下のリンクをトラブルシューティングにお役立てください。
緊急対応が必要な項目のセクションのレポートを作成する際に活用できるトピックをいくつかご紹介します。
- 無効またはエラー状態のセグメント
- 直近で有効期限が切れそうなセグメント
- 過去7日間に公開された人口ゼロの項目
- アクティベーション ターゲットが無効、エラー、またはNULL
- アクティブなデータストリーム
今日予定されていること、今日完了したこと、昨日完了したこと
これらのテーブルは、公開済みのセグメント、未公開のセグメント、およびデータストリームの毎日の更新を追跡するために簡単に参照することができます。
以下は、「今日予定されていること」、「今日完了したこと」、「昨日完了したこと」のセクションのレポートを作成する際に活用できるトピックです。
- 今日予定されているセグメント – まだ未公開
- 今日公開したセグメント数
- 昨日公開したセグメント数
- 本日更新されたデータストリーム
概要
これらのグラフと表は、構成を確認し、今後のユースケースを計画するために、読みやすい視覚的な表現を提供します。
概要セクションのレポートを作成する際に活用できるトピックをいくつかご紹介します。
- 時間単位での公開スケジュール
- セグメント公開スケジュール
- データストリーム更新レコード
- アクティベーションプラットフォーム
- ID解決の概要
レポート作成
上記のレポートテーマのほとんどは、標準フィールドのみを使用し、数式フィールドは使用しない非常にシンプルなものです。
データ、ユースケース、および使う人にとって最適に働くように表またはチャートを活用することができます
以下は3つのレポートに関するステップバイステップのガイドです。最初の2つは標準フィールドを活用しています。3つ目のレポートは、標準フィールド、グループ化、そして計算式フィールドを活用しています。
アクティブではないデータストリーム
レポートの説明: 非アクティブな状態にあるデータストリームの詳細を提供します。
作成までのステップ
- トップナビゲーションメニューから「レポート」メニュー項目に移動します。
- レポートページから「新規レポート」を選択します。
- 「レポートタイプ名」に「データストリーム」を選択します。(「レポートタイプ」のオプションに「データストリーム」が表示されていない場合は、「カスタムレポートタイプの作成」ヘルプドキュメントの手順に従って、「データストリーム」をカスタムレポートタイプとして追加してください。)
- 「レポート作成」ポップアップウィンドウの右上列から「レポート開始」をクリックします。
- 画面左上の鉛筆アイコンをクリックして編集を有効にし、レポートに名前を付けます。
- 左側のナビゲーションから、必要なカラムを選択します。この例では、行のグループ化は行いません。使用するカラムとして推奨されるのは、データストリーム名、データストリームステータス、リフレッシュモード、最終実行ステータス、最終リフレッシュです。
- 左側のナビゲーションペインから「フィルタ」タブをクリックし、「Show Me」の値を選択し、「作成日」の時間枠を選択します。
- 「フィルタの追加」検索ボックスで「データストリームのステータス」を選択します。「オペレータ」として「等しい」を選択し、リストから「エラー」、「アクティベーションが必要」および(選択なし)を選択します。「適用」ボタンをクリックします。
- レポートをプレビューし、「保存して実行」をクリックします。
- 「閉じる」をクリックします。
本日スケジュールされているセグメント まだ未公開なセグメント
レポートの説明:本日時点で未公開のセグメントの詳細を提供します。
作成ステップ
- トップナビゲーションメニューから「レポート」メニュー項目に移動します。
- レポートページから「新規レポート」を選択します。
- 「レポートタイプ名」に「セグメント」を選択します。(「レポートタイプ」のオプションに「セグメント」が表示されていない場合は、「カスタムレポートタイプの作成」ヘルプドキュメントの手順に従って、「セグメント」をカスタムレポートタイプとして追加してください。)
- 「レポート作成」ポップアップウィンドウの右上列から「レポート開始」をクリックします。
- 画面左上の鉛筆アイコンをクリックして編集を有効にし、レポートに名前を付けます。
- 左側のナビゲーションから、必要なカラムを選択します。この例では、行をグループ化していません。使用するカラムとして、セグメント名、セグメントステータス、公開スケジュール、人口、および次の公開日時が推奨されます。
- 左側のナビゲーションペインから「フィルタ」タブをクリックし、「Show Me」の値を選択します。
- 「作成日」の時間枠については、「日付」に「次の公開日時」を、「範囲」に「今日」を選択します。
- レポートをプレビューし、「保存して実行」をクリックします。
- 閉じる
時間ごとにスケジュールして公開
レポートの説明:時間ごとに公開予定のセグメント数の内訳を提供します。
作成ステップ
- トップナビゲーションメニューから「レポート」メニュー項目に移動します。
- レポートページから「新規レポート」を選択します。
- 「レポートタイプ名」に「セグメント」を選択します。(「レポートタイプ」のオプションに「セグメント」が表示されていない場合は、「カスタムレポートタイプの作成」ヘルプドキュメントの手順に従って、「セグメント」をカスタムレポートタイプとして追加してください。)
- 「レポート作成」ポップアップウィンドウの右上列から「レポート開始」をクリックします。
- 画面左上の鉛筆アイコンをクリックして編集を有効にし、レポートに名前を付けます。
- 左側のナビゲーションペインから、「列」の隣にあるドロップダウン矢印をクリックし、「行レベルの数式を追加」を選択します。
- 「列名」の名前として「時間」と入力します。「説明」(オプション)を入力します。「数式出力タイプ」として「テキスト」を選択します。数式については、以下の内容をコピーして貼り付けます。
IF(RIGHT(TEXT(MarketSegment.NextPublishDateTime),9)="Z","Do Not Refresh",LEFT(RIGHT(TEXT(MarketSegment.NextPublishDateTime),9),5))
- 「Validate」ボタンをクリックして数式を検証します。「Apply」ボタンをクリックし、ポップアップウィンドウを閉じます。
- 「次の公開日時」と「グループ行」の新しい「時間」列を選択します。
- 「列」には「セグメント名」を選択します。
- レポートをプレビューし、「保存して実行」をクリックします。
- 閉じるをクリック
Note: 下記に表示されているこのレポートのグラフは、ダッシュボードとして追加された後、一度適用されました。
ダッシュボードの作成
ダッシュボードは簡単に作成できます。以下の手順に従って、ダッシュボードを作成してください。
- トップナビゲーションメニューから「ダッシュボード」メニュー項目に移動します。
- ダッシュボードページから「新しいダッシュボード」を選択します。
- ダッシュボード名を入力し、説明(オプション)を入力し、新しいダッシュボードのフォルダの場所を選択します。「作成」をクリックします。
- 「+ウィジェット」ボタンをクリックし、リストから希望のウィジェットを選択します。「チャートまたは表」を選択して、レポートのいずれかを選択します。(「テキスト」を使用して、ダッシュボード用のメモや指示を共有することもできます。)
- ステップ4を繰り返して、必要なすべてのレポートをダッシュボードに追加します。必要なすべてのアイテムをダッシュボード
- ダッシュボードを保存
- 完了をクリック
ダッシュボードにレポートを追加する際には、表またはグラフとしてダッシュボードにレポートを適用することができます。
まとめ
ご覧の通り、Data Cloudレポートとダッシュボードは、Data Cloudインスタンスの可視性と観測性を簡単に提供できます。今回ご紹介したのは、Data Cloudレポートとダッシュボードを活用する方法の一例にすぎません。時間をかけて、ご自身とビジネスニーズに最適なものを探求し、作成してください。
レポートとダッシュボードを始めたばかりの方は、Ankita Duttaのブログ「Introducing Reports & Dashboards for Data Cloud」をご覧ください。